ISEは通常通り授業を行っています。
青葉台校は、現在、計画停電の行われないエリアになっていま
す。
たまプラーザ校は、アメリカからランタンや充電式のライトが
届き、計画停電中も授業を行います。
*3月21日は祭日の為、両校ともに休校致します。
今週は、社内や海外の客先向けに送る英文メールや文書の作成
を授業中にされている生徒様が多く、すぐに提出しなくては
いけない内容が多かったようですが、少しでもお役に立てて
良かったです。
ISEは、お母様と一緒に来られる赤ちゃんから80代までの生徒様がいらっしゃるので、今回の地震を踏まえて、先生・スタッフともに、今後、緊急事態が発生しても、冷静に生徒様を誘導できるように話し合いました。
他の英会話スクールでは、外国人の先生達が正しい情報を得る
ことができず、パニックになり、国外に退避してしまい、教室を閉めていると聞きます。
(英語放送をしているテレビは、私が見たところ民法はなく、NHKだけでしたが、速報(官邸からの生放送等)は英語放送にはならず、テレビ画面に映る日本語の放送とは内容の違うものが音声で流れていました。
NHKの中国語・韓国語・スペイン語の放送はさらに限られた内容でした。
その為、日本に在住している外国人は海外のニュース番組に頼らずにはいられませんでした。
しかし、海外のテレビ局は、1日中津波の衝撃映像ばかりを流し、チェルノブイリ、スリーマイル島とフクシマの比較ばかりをしていて、精神的に参ってしまった人も多いのではないかと思います。
大使館によっても対応は様々で、イギリス大使館のHPは良く更新され、わかりやすい内容だと思いました。)
外国人の先生はこういった状況下にいましたが、ISEでは、他の英会話スクールのような状況には陥らず、今まで以上にコミュニケーションを増やして、先生やスタッフの結束が、かえって固まったように思います。
この1週間の先生・スタッフのプロフェッショナルな態度は、
本当に嬉しかったですし、今まで以上に1人1人が自信を持って仕事に集中していると思います。
今回の大地震で、政府・消防隊・自衛隊といった支援の対策を
決断する人達全員が、もし日常会話レベルの英語を話せていれ
ば、さらに早急な支援ができたのではないかと思います。
宮城だけ、福島だけ、東北地方だけ、日本だけの問題という
危機解決の仕方ではなく、いろいろな国の知識や経験を得る
ことができれば、違うアプローチもあったかもしれません。
私は、金曜日の朝に、いつも通り栃木の農家から野菜を受け
取りました。
野菜と一緒に、いつも奥様の手書きのお手紙が便箋1枚入っ
ているのですが、
「地震の被害を受けて、今はほとんどの家にブルーシートがかかっています。
瓦業者さんを半年待ちの状態です。
断水も木曜日まで続き、いつ停電になるかもわからない状態で、スーパーにも物が無い…。
とても大変ですが、お互いにめげずに頑張りましょうね。
うちの野菜を使ってくれるお客様が宮城県に6件あり、安否のわからない人もいます…
来週物資を持って行く予定です。
野菜はあります!足りなかったら言ってください!」
と、ありました。
私と同じ年で、同じように2人お子さんのいる女性です。
非常時にこそ、その人の人間性が見えるなぁと思いました。
今は目の前の事に集中して、前に進んで行こうという気持ちになりました。
今日の新聞で、宮城に住んでいるアメリカ人英語教師が、退避をせずにボランティアをしているという記事を読みました。
今週は、海外に住む家族や日本人の知人から、寄付をしたり、寄付を集めているというメールもたくさん受けました。
1992年のロサンジェルスの暴動を経験したティムには、震災後、たくさんの人の善意が日本を動かしていることに最初は驚いているようでした。
改めて、自分も、ISEの生徒様、先生・スタッフ、地域の人々の善意に囲まれていることを実感して、「日本が自分の国」だと思ったし、感謝の気持ちで一杯になったと言っていました。
避難している人が少しでも安全に暮らせますように、
救助活動をしている人が無事でありますように、
と毎日祈っています。