YCACでスイミング

「小学校の水泳のクラス、カメクラスになっちゃったの。○○ちゃんは、イルカクラスだけど」と、長女が学校から帰るなり言いました。ベビースイミングには、1歳から連れて行ってみたものの(赤ちゃんの為と言うより、私が泳ぎたくてたまらなかったのです。「そこのママ!赤ちゃんを浮きの上に置いて、勝手に泳がないように!」と先生にも何度も注意されましたっけ。)そう言えば、小学生になってから水泳教室に連れていってませんでした。


マネージャーの福島さんと話していると、「私も小学生の時、泳げなかったので、その気持ちわかりますよー。でも、水泳教室に行ったら泳げるようになりました!」と言われ、

急いで、水泳の夏季教室を探したのですが、スケジュールが合うのは、すでに募集を締め切っていました。


YCACのスポーツコーチ(兼プール監視員)が、水泳のプライベートレッスンをやっていて、レッスンはいつでも可能ということを知ったので、長女には内緒で申し込みました。

「僕に任せれば、3回のレッスンで25m泳げるからダイジョウブ!子供は自信を持たせれば、どこまでも泳げるようになるからっ!」とシカゴ出身のマッスルなコーチに豪語されてびっくりです。


心配したのですが、コーチのレッスンは、とても上手でした。無理をせず、背中に浮きをつけてもらって、25mを泳いだ長女は自信がついたようです。次女は、初めてのスイミングレッスンで、途中涙がでてしまい、プールサイドの人達も釘づけだったのですが、笑顔で終了しました。私も小学生の時にこんなコーチに会っていれば、バタフライもできるようになったかもしれませんね。


プールサイドでは、久々に休みを取ったティムさんが、キンドル片手にお昼寝。

アメリカ人・イギリス人・ドイツ人・フランス人のパパ達も、ビールの後はお昼寝です。私は、本を持ってきたので、昼下がりの読書タイム。


毎年、子供達を葉山の一色に連れて行く頃になると、本棚から出すのが「海からの贈り物」です。

最初に手にしたのは、中1の時に鎌倉の島森だったでしょうか。それからなんとなくいつも本棚にある本です。いつも、開けたページの章だけ読むのですが、その日の私の気持ちが書いてあって不思議だなぁと思う本です。


今日、開けたのは「つめた貝」の章で、「子供、男また社会を養うものとして、女の本能の全てが女に自分を与えることを強いる女は喉を乾かしているもののために絶えず自分というものを幾らかずつこぼしていて、縁まで一杯に満たされる時間も余裕も与えられることが殆どない。.


それから、「日の出貝」の章で、「1日、或いは1月、或いは1年のうちの一部を、私の子供達の1人と2人だけで過ごせたら、と考える。そうすれば、こどもたちももっと幸福で、丈夫になり、そして安心するから、結局はもっとしっかりしてくるのではないだろうか。我々は、皆自分1人だけ愛されたい。」


セレブレティだったご主人を持ち、自身も女性飛行家として活躍し、子育てをし、その後もいろいろな慈善活動し、何不自由ない生活をしていたと思われる女性でもこんなつぶやきをしています。


お昼寝から起きたティムさんに「何読んでるの?」と言われたので、「古い本よ。」とだけ言っておきました。


以前、友人のママと「女の人の人生ってさぁ」なんて話しているのを、ティムさんや友人の旦那さんに聞かれた時に、「ユキさんの人生はナンテ大変なんでしょう!悲しいバイオリンの調べでも僕達がご用意しましょうか?」と茶化されたので


女性は、正直な気持ちを人に話すのが、男性より上手なんだなぁと、いつも誇らしく思うだけなんですけどね。